「イノベーション 破壊と共鳴」の続刊として、07年5月30日に出版しました。
目次
序章「JR福知山線事故とは何だったのか」
1章「宮崎千通子の手記」
2章「どのように事故は起きたのか」
3章「社会から尊敬される会社になるために」
終章「JR西日本は生まれ変わるか」
共著者の宮崎千通子さんとともに。
概要
2005年4月25日に起きたJR福知山線事故は、運転士ではなく線路設計の非科学的誤謬に原因があることを、さまざまな角度から論証した。そしてその本質は、「会社組織自体が、転覆の装置限界速度を知らなかった」という科学的思考能力の欠如、つまり技術経営の根本的欠陥の所以であることが分かった。この論証により、この事故が100%予見可能であって、会社の社会的責任(Schuld=罪)は通常の事故とは比較にならないほど重いことが導かれた。ところが、会社は「地球環境に最大限の配慮をしている」と訴えることで、社会との信頼関係を取り戻そうと、さかんにCSR(企業の社会的責任)政策をしているものの、被害者に対しては、最小限の補償しか行なっていない。企業にとって、真の意味での社会的責任を果たす方法を見つけ、その方法を実践することにより前述の技術経営の欠陥が解消されることを論じ、会社が社会に貢献するとはどういう意味なのかを探って、社会から尊敬される会社になるための企業戦略を提言した。

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